番外①に書いた、食育の柱に沿ってお伝えしていきます。
その前に、幼稚園で食育に取り組んだきっかけをお伝えします。
まだ食育いう言葉がなかった頃から、子ども達に危機感を感じた出来事がありました。
朝のお当番紹介の質問コーナーの時に「朝ごはんは何を食べてきましたか?」 に対して、5人中2人しか答えられませんでした。
たった2時間前の事なのに・・・
朝本当に何も食べていないのか、忘れたのか、テレビを観ながら食べたのか、親が口に入れてくれるので意識をしていないのか・・・
“これは一大事!?”幼稚園でできる事は!!を考えました。
野菜やお米作りをし、収獲した喜びを味わい、調理をしておいしく頂く、絵画に取り入れる etc。
食べ物を意識し、身近に感じるよう、現在の保育に取り入れています。
①感謝しておいしく頂く
・大人がお手本を見せましょう。 食事を前にし、きちんと手を合わせて声に出して「いただきます。ごちそうさまでした」を言っていますか。
・テレビや新聞を見ながら食べていませんか。(大人が) 今自分が何を口に運び食べているのか意識しましょう。
・会話を楽しみながら「おいしいね」などが言える食卓になるように。
・食材や調理をして下さった方に感謝の気持ちを持たせましょう。 料理は家族の喜ぶ顔や「おいしいね」と感じてもらいたいので、頑張って作れるのだと思います。 家族のつながりを築くには、料理を一緒にする事が一番だと思います。
②食事に向き合う
食 人を良く
・①の感謝しておいしく頂く・・・と似ています。 目の前の食事に感謝し姿勢を正して食事に向きあいましょう。
・家庭力をつけよう!!子どもの躾は食を通して沢山の事を教えることができます。 何度も何度も根気よく伝えていくことが大切です。
・おはしや茶腕の持ち方はもちろんのこと、食材や味について、会話を楽しみ、感謝する心も数えましょう。
・食卓は親子のコミュニケーションの場でもあります。 子どもの成長や、体調や心の変化に気づくことができます。
・食事に対して一番失礼なのは、間食ばかりして「今は食べたくない」ということです。 食材や調理をしてくれた方に対して、又、出された物をおいしく頂くことができないのはとても残念で悲しいことですね。
◎きちんとお腹をすかせて、食事に向き合いましょう。
※「おなかすいた~。今日のごはんなあに?」最高の家族ですネ。
※禅語『逢茶喫茶(ほうさきっさ) 逢飯喫飯(ほうはんきっぱん)』という言葉があります。 茶に逢うては茶を喫し、飯に逢うては飯を喫す。 お茶を頂く時はお茶のことを、食事のときは食毒に専念し、他の事を同時に行ったり、雑念を交えたりせずに、目の前の事を丁寧に行うこと。
食事を通して、元気な身体を知る
・幼稚園では、「4つの色の元気ッズ」という食育絵本を利用して、「栄養、からだ、病気」について勉強しています。
・食べ物を意識し、自分の身体に興味を持たせることが大切です。 子ども達が一番わかりやすいのは、うんちからで、体調を意識しやすく、規則正しい生活につながります。
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