早くも三月を迎えました。 幼稚園の裏の池では春を告げる美しい鳴き声のカジカガエルが例年よりも早く卵を産み、もうおたまじゃくしになっています。
お寺の裏の池にも沢山の卵をカエルたちが産んでいるのですが、青鷺がデザートのように食べて行きます。
池の鯉たちも網の隙間から、青鷺が首を伸ばして狩?いえ漁?をし残念ですが食べられています。 先日も園長がその瞬間を目撃したそうで、鯉を飲み込んで青鷺の喉が異状に膨れていたそうです。
食物連鎖を実感しますが、弱い生き物たちはそれでもどうにか生き残っているのですね。 毎年2月に冬眠から目ざめた美しいカエルの鳴き声を聞くと、命が繋がってたんだなぁと安堵しました。
おひなさま
今週はお寺の会飾におひな様を見に、子ども達が来てくれました。 (お休みしていたお子さんは来週来てもらいますね。)
娘が産まれて35年間、毎年園長が丁寧に大切に出してくれています。 園児さん達が見に来てくれるからこそと感謝しています。
うちのおひな様たちは幸せですね。
「お昼は動かないけど、夜になったら、皆でお祝いのパーティーをしているのよ」
年少...「わぁ~楽しそう、いいな (*^-^*)」
年長・・・「え~!!こわいな(´;ω;`)」 さて、今日は年中、明日は年少々、何て言うかな。
4学年の子ども達の成長の差が面白く園長と2人で楽しませてもらっています。
私の実家のおひな様たちは何十年も眠ったままで可哀そう(-_-;)
くもの糸...芥川龍之介
おひな様を見に来た時に、年中と年長に話をしているのは「くもの糸」です。 長女の作品の「くもの糸」に出てくる大罪人で地獄に落ちた、"かんだた"という人の像があり、それを題材に話しています。
・「生きている時に悪い事をしたら地獄行き」
・「だれも見ていないと思っても、必ず神様や仏様は見ている」
・「した事は全部、自分に返ってくる」
・「生きているうちに、良い行いを沢山しよう」 などの話をしています。
会館の玄関には、えんま大王様もいて、シチュエーションはバッチリです。
「今までにうそをついたり、お友達に意地悪を言ったり、たたいた人はいますか?」の問に、素直に手を上げています(^^)
しても良い事、悪い事は、しっかり大人が教えて下さい。人として大切な事を伝えていきましょう。
◎3/1にPTAから頂いたひなあられを持ち帰ります。
(リユース) 一度使った物をゴミにしないで何度も使うこと
うめ組の「SDG'S」の発表で思い出した8年前の出来事をご紹介します。
先日テレビで日本の大量にある放置自転車が外国に輸出され今でも活躍している番組を見ました。 まだまだ自転車や家電も修理をすれば立派に使えますね。
【園長先生のスケッチブック】より
2016年4月6日(水) ■突然のメール (第二の人生)
※「いのバス」とは・・・幼稚園のマスコットキャラクターいのししのいの君からきています。
初めまして 東京のNといいます。 三月上旬タンザニアへ行ってきました。 事実上の首都、ダル・エス・サラームの郊外で このようなバスを見ました。 マークも同じなので元貴園の バスだったのでしょうね。 乗合バスとして大活躍してました。
3月28日の夜、見知らぬ方から写真の添付されたメールが届いていました。 添付されていた写真に写っていたバスは間違いなく、わしみね幼稚園で使っていた「いのバス」でした。
ネットや報道で日本で現役を終えたマイクロバスやワゴン車が途上国でコミューターやミニバスとして第二の人生を送っていることは知っていましたが、まさか我が国の園バスが遠く遠く離れたアフリカのタンザニアで活躍しているとは、夢にも思いませんでした。
直線距離で約一万二千キロ離れた彼の地まで、長い長い旅をして再び人々を乗せて走っている姿を見て、まさに感慨無量です。
タンザニアには個人的にご縁があるのでさらに驚きです。 園舎の職員室の前の壁に三枚の絵が掛かっていることにお気づきでしょうか? キリンや水牛をモチーフにしたアフリカの風景の絵です。
絵画制作に使うには大変、粗末で使いにくい、建築資材のベニヤ板と住宅塗装用のペンキで描かれたものです。
これはタンザニアでムパタという人が始めた、ティンガティンガアートという作品群です。 私は社会人になってすぐにムパタの絵と出会い、その作風に心を奪われ大ファンになりました。
そのため、いつかアフリカの大地に降り立ちタンザニアの地でティンガティンガを見てみたいと思っていたのです。
幸いなことに、タンザニアと日本を行き来しながらお仕事をしている方と偶然、 知り合いそのご縁でティンガティンガを手に入れることができました。
なので園バスの第二の活躍の場がタンザニアであることが本当に信じられず、 またとても嬉しくて、有り難い事だと思っています。
残念ながら、「いのバス」に先を越されてしまいましたが(笑)今でも、いつかはタンザニアを訪れティンガティンガアートに触れてみたいと思っています。
そのときに第二の人生を遠い外国で頑張っている「いのバス」に会えるといいな!
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